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MammaBaby Column|MammaBaby(ママベビー)

「知っている」から「守りたい」へ。海が教えてくれた、いのちのバトン「知っている」から「守りたい」へ。海が教えてくれた、いのちのバトン

「知っている」から「守りたい」へ。海が教えてくれた、いのちのバトン IMAGE

2025年7月、横浜市の「海の公園」で「BLUE & GREENぷろじぇくと」の一環として、子どもたちと海にふれ合い、学び、感じる特別な一日が開催されました。
「BLUE & GREENぷろじぇくと」は、ママベビーが環境と肌への負担を最小限に抑えた完全ノンケミカル*UVシリーズの売上の1%を、環境保全に取り組む団体へ寄付する取り組みとして2024年にスタートしたもの。私たちが毎日手に取るものに意識を向け、環境に優しい選択をすることが海や森を守り、やがて自分たちの未来へと繋がっていく。そうした学びを通して未来を生きる子どもたちと共に地球と共生する感性と知性を育み、ママベビーの完全ノンケミカル*UVシリーズをご愛用くださっているお客さまの存在に支えていただきながら、2030年までに1,000名の「小さな哲学者」を世界へ送り出すことを目指しています。

昨年は1,334,599円を2団体に寄付。また「NPO法人 森は海の恋人」とともに、海と森のつながりを学ぶ体験会も実施しました。2025年は全4回の開催を予定しており、今回は5月初旬に開催したイベントに続く第2回。命のつながりを体で感じ、自分の暮らしとも結びつけながら、海とそこに住む生き物を「守りたい」という気持ちがそっと芽生えていく、そんな子どもたちの姿をお届けします。

*紫外線吸収剤だけではなく、シリコンや合成ポリマーなどのケミカル成分は一切使用せず、100%自然由来成分からなる日焼け止めのこと

食べる、食べられる。いのちがめぐる、海のワークショップ

潮風が心地よく吹く夏の朝、横浜市・海の公園にある「海とのふれあいセンター」に 子どもたちと保護者の皆さんが集まりました。会場には円を描くように椅子が並べられ、大人も子どもも一緒に椅子に座り、穏やかな空気の中でサマースクールが始まりました。最初のプログラムは、海の環境教育 NPO bridgeによるワークショップ「餌の餌の餌は何?」。中央に置かれた箱には、魚や海藻などが描かれたカードがたくさん入っています。ガイド役は“ペンギンさん”の愛称で親しまれている、bridgeのみよしさん。参加者の目の前で、カードを使いながら海に住む生き物たちの「食べる・食べられる」関係について話し始めます。たとえば、最初に手に取ったサケのカードの端には、イワシの姿。次にイワシのカードを見てみると、そこには動物プランクトンが描かれ、そのさらに下には植物プランクトンが。こうして、命のつながりがひとつずつ紐解かれていきます。続いて、一人ひとりにカードが配られ、4枚1組で構成される“食物連鎖のグループ”を探すアクティビティが始まりました。初対面の子どもたち同士が自然と声をかけ合い、カードを見せ合いながら自分の仲間を探します。「できたー!」という歓声とともに、グループが次々に完成。輪になって、それぞれの食物連鎖のつながりを発表します。シャチがラッコを食べ、ラッコがウニを食べ、ウニがワカメを食べる、、これまで別々に知っていた生き物たちが、自然の中でつながり合っていることに、子どもたちは目を輝かせていました。「魚の先には、人間がいるんじゃない?」「エサと間違えて、マイクロプラスチックを食べてしまうこともあるんだって」。子どもたちから次々と飛び出す言葉に、みよしさんが丁寧に応え、対話の中から学びが深まっていきます。

さらに、ラッコの毛皮が人気を集めた時代にラッコが乱獲され、その結果としてウニが増えすぎ、海藻が激減してしまった「磯焼け(磯枯れ)」の話も紹介されました。生態系のバランスは、人間の行動によっても大きく変わることを、子どもたちは静かに受け止めていました。ワークショップの最後には、グループごとにカードを床に放射状に並べていくアクティビティ。いちばん小さな生き物を中心に配置していくと、その先には太陽の存在が。植物プランクトンや海藻が太陽のエネルギーを取り入れて生きていること、そして、その光を源にすべての命のつながりがはじまっていることを、みよしさんが教えてくれました。続いてのアクティビティは、太陽の光が届く浅い海をテーマにした巨大ジグソーパズル「藻場のジグソーパズル」。パズルを完成させるのは子どもたちだけ。少し不安げな様子もありましたが、時間を測ろう!とみよしさんが伝えると、「みんなで新記録を出そう!」  とワクワクした表情に変わっていきます。

スタートの合図と同時に椅子から飛び出し、絵柄を確認しながらピースを組み立てていきます。「カメ持ってる人いる?」「それ、さっきそっちにあった!」子どもたちが自然に声をかけ合いながら、一枚の絵を完成させていきます。そして見事、6分台でパズルが完成! 海の中に広がる緑と多様な生き物たちが描かれたその絵を囲みながら、みよしさんが語ります。この海の中の森には、光を届ける太陽、栄養を運ぶ森や川など、さまざまな存在の力が支え合っているのだと。子どもたちはその一枚の絵の中に、「いのちのバトン」を見つけたようでした。

自然が息づく海へ。ニッパーボードで広がった子どもたちの世界

2つのワークショップを終えると、子どもたちは水着に着替え、いよいよ後半のプログラムへ。
公園内の砂浜からニッパーボードで海に出て、生き物たちが暮らす海を体で感じるアクティビティです。横浜市で唯一の海水浴場をもつ「海の公園」。約1kmにわたる砂浜には、カニやアサリなど多くの生き物がすみつき、潮干狩りなどでにぎわう身近な自然の宝庫となっています。
この日は、曇り空の合間から時折強い日差しが差し込むお天気。肌にも海の生き物にもやさしいMammaBabyのノンケミカル日焼け止めを塗って、いざ海へ!まずは、浜辺でライフセーバーの皆さんから、ライフジャケットの着用方法やニッパーボードの使い方についてレクチャーを受けます。ニッパーボードとは、ライフセービング競技などで使用される、子ども向けサイズの小さなパドルボードのこと。しっかりとした浮力があり、柔らかい素材でできているため、安全に楽しく体験することができます。ライフセーバーの座間さんを先頭に、子どもたちはニッパーボードに乗って、海へと漕ぎ出しました。浅瀬の海には、海藻や小さな貝がたくさん。足元を覗き込むと、揺れる海藻の間に小さないのちが息づいているのがわかります。座間さんがこの海に暮らす生き物について教えてくれました。ここではアマモやワカメなどの海藻のほか、沖の方にはタイやアジ、シーバス、クロダイ、モエビといった魚たちも生息しているそうです。水深が少しずつ深くなる中、子どもたちはさらに沖合の藻場を目指して漕ぎ進みます。この日は水の透明度がやや低く、藻場の様子をはっきりと見ることはできませんでしたが、それでもボードから身を乗り出し、顔をつけて水中をのぞいたりと、思い思いに観察を楽しんでいました。砂のお碗のように見えるのは、肉食性の巻貝、ツメタガイの卵。透明な袋のように見えるのは、タマシキゴカイの卵塊。5センチほどの袋のなかに何万個もの卵が入っているそう。

岸へ戻ると、子どもたちは夢中になって見つけた生き物を見せ合い、海辺には興奮と笑顔があふれていました。 目の前に広がる海の世界を、自分の目で見て、体で感じたこの体験は、子どもたちにとってきっと心に残るものになったはずです。

海の中で芽生える、小さな探究心と“守りたい”という気持ち・NPO bridge伊東さんとライフセーバー座間さんのお話

都市のそばにある自然から、学びと体験を通して海の中の世界を深く理解することができた今回のイベント。プログラムを企画してくださった特定⾮営利活動法⼈ 海の環境教育 NPO bridge 代表の伊東久枝さんと、海でのプログラムを進行してくださったライフセーバーの座間吉成さんにお話を伺いました。Q.今回のプログラムには、どんな思いを込めて企画されたのでしょうか?

伊東さん:
まずは、日本の海がどれだけ豊かで、多様な命にあふれているかを知ってほしい。その入り口として「食物連鎖」をテーマにしたカードワークを用意しました。日常的に行っている“食べる”という行為を通して考えることで、自分もその循環の一部であることに気づきやすくなりますし、環境のことも“自分ごと”として感じてもらえるのではないかと思ったからです。
もうひとつのプログラム「藻場のジグソーパズル」では、まずはみんなで絵を完成させていくことで、海の中には普段見えない世界が広がっているということを感じてもらいます。そしてその後、実際に海に入って、体で確かめてもらう。この流れで、より深く記憶に残る体験になると考えました。
環境について考えるとき、どうしても「問題意識」から入ることが多いと思います。でも、環境が破壊されていることばかりを先に知っても、そこに「守りたい」「好き」と思う気持ちが伴っていなければ、かえって心がしんどくなってしまう。だからこそ、まずは海の楽しさや美しさを体験することから始めてほしいんです。一つでも、「楽しい」「きれい」「好き」と思えることを見つけて帰ってくれたら、それだけで十分なスタートです。誰かに怒られないように行動するのではなく、自分が“守りたい”と思う生き物が喜ぶことを考えて、行動してみる。そんな気持ちを、そっと育んでもらえたらと思っています。

座間さん:
海に入るプログラムでは、何よりもまず楽しむことを大切にしています。もちろん安全面には十分配慮していますが、海の中で見えるものや起きることについて、こちらから細かく教えることはしていません。子どもたちが海に入り、生き物を見つけたり、波のリズムに身をゆだねたりする中で、少しずつ探究心が芽生えていくのではないかと感じています。まずは、海の中で過ごすひとときを、思いきり楽しんでもらえたらと思います。

Q.今日使用した教材は、ご家庭や学校でも使えるそうですね。どのような特徴や工夫があるのでしょうか?

伊東さん:
はい、今日使った「LAB to CLASS」の教材は、すべてのコンテンツを無料で閲覧・ダウンロードできるようになっています。家庭でも学校でも、環境教育のきっかけとして幅広く活用していただけます。私たちbridgeがWebサイトの運営と普及を行っている「LAB to CLSSプロジェクト」の教材は、ただ教材を提供するだけでなく、指導する側のファクトシート(説明資料)も一緒に用意しています。理系の専門知識がなくても使いやすいように、文系の方にもわかりやすく、伝え方にも配慮しているのが特徴です。なかでも人気があるのが、今日も使った「餌の餌の餌は何?」というワーク。カードを小さめに印刷すれば、ご家庭でも手軽に取り入れることができます。また、ひとりでじっくり取り組める教材としては、「サンゴのぬりえ」もおすすめです。色を塗りながら、サンゴの役割の他、海の生き物の不思議な生態、面白い協力関係など、海の多様性に自然と触れることができますよ。

Q.子どもと一緒に、自然や環境について考えたり感じたりするためのヒントがあれば教えてください。

伊東さん:
まずは「勉強」として教えるのではなく、自然の中に身を置いて、“人間だけの地球ではない”ということを肌で感じてもらうことが、何より大切だと思います。今の時代、情報や知識はいつでも手に入りますが、本当に心に残るのは、体で感じたことや実際に出会った風景や出来事です。たとえば、ゴーグルをつけて海の中をのぞいてみると、そこには美しく豊かな大自然が広がっています。その世界に少し身をゆだねてみる。ただそれだけでも、何かが変わるきっかけになると思います。

最近は、環境について詳しい知識を持っている子どもも増えています。でも一方で、知識があってもそれが自分の行動にまでつながっていない場面も見かけます。 たとえば、「ポイ捨てはいけない」ということは理解していても、海で手に持っていたものが風で少し先に飛ばされてしまったときに、「まあいいか」と諦めてしまうなど。だからこそ、大切なのは「正しい知識を持っているかどうか」ではなく、自然と触れ合う中で、守りたいという気持ちが自然に湧き上がってくること。その気持ちがあるからこそ、自ら考えて、行動に移せるようになるのだと思います。

座間さん:
海の公園では、4〜5月と7〜8月の期間中、ライフジャケットの無料貸し出しを行っています。ぜひ、親子で一緒に海に入ってみてください。海の中をのぞいて、小さな魚や揺れる海藻の姿に出会ったとき、「この海を大切にしたいな」と感じる子もいるかもしれません。そんな気持ちが芽生えたら、足元にあるごみをひとつ拾ってみる。ほんの少しの行動でも、それが自然との関わりのきっかけになると思います。子どもたちはこの日、食物連鎖や海の生き物たちのつながり、そしてそれが自分の暮らしともどこかで結びついていることを、遊びや発見を通して全身で感じ取っていました。
「知る」だけでは届かない学びが、自然とふれ合う時間の中で育っていく。そうした体験を通して、子どもたちの心の奥に「守りたい」という気持ちが、少しずつ芽生えていくのかもしれません。

MammaBabyはこれからも、子どもたちの中にあるまっすぐな探究心を大切にしながら、自然とふれ合い、心を動かす体験を親子で共有できるような場を育んでいきたいと考えています。

特定非営利活動法人 海の環境教育NPO bridge

"地球環境全体"を視野に入れ、海をめぐる学びをサポートします。自然科学の研究者やフィールドワーカーとの連携のもと、教材開発、プログラムの実施等、持続可能な社会に向けた多様な環境教育を実施しています。(公式サイト

イベントでも使用させていただいた教材シリーズ「LAB to CLASS」は、こちらよりご確認ください。

Everything will be alright.We are right here for you.

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